当社は創業以来40有余年、まだ事務機器が手動や電動だったころから新潟で唯一、事務機器の販売・修理を専門に手がけておりました。
お蔭様で、新潟県でコピーサービスといえば、シナゼンの社名を思い出していただけるまでになりました。
新潟県での事務機器普及のパイオニアとしての役割を担い、常にお客様の立場で少しでも多くの人々に喜んでいただけるよう、業界の常識に挑戦し、改善、改革をすすめ、新しい基準を創ってまいりました。
白黒コピーサービスが「B5が30円、A4が40円、B4が50円」が常識の頃、新潟、長野、富山、石川に営業所を開設し10円コピーサービスをいち早く始め、コピーサービスの普及をおこなってまいりました。
その後も、カラーコピーサービス300円〜500円の料金を一律一枚100円で展開し、多くのお客様や設置店様からは大変喜んでいただきました。
しかし、大手コンビニエンスストアが大手コピー機メーカーとタイアップし、一枚50円のカラーコピーサービスを始めたとき、当社も是非やりたいと様々なメーカーに再三お願いしましたが、「コンビニは特別」との理由から、当社のような地方の一販売店は諦める
しかありませんでした。
その為、当社のお客様である書店やレンタルビデオ店のコピーサービスは衰退し、コンビニだけがコピーサービス市場で恩恵を受ける時期がつい最近まで続いておりました。
そこで、当社は書店やレンタルビデオ店に活気を取り戻す為にも、コンビニより20円も安い30円カラーコピーサービスの開発を全社一丸となり進めてまいりました。
当初は、「30円カラーコピーサービスなんてできるわけがない」、「そんなことは無理」と周囲の厳しい言葉もありましたが、その言葉が私達を燃え上がらせ、幸い「京セラミタ」様というメーカーのご協力を得て、システムの開発に成功しました。
結果、新潟の書店・レンタルビデオ店を中心に、設置店様が一年で約80店舗と順調に増えつつあります。
設置店様の反応もエンドユーザー様の反応も上々で、「新規顧客の幅が広がった」、「ついで買いが増えた」、「新しい客層が来店した」など、新しい市場が開拓できたと高い評価を頂きました。
この結果を基に「どうしても全国の人々に喜んでもらいたい、早く広げたい」という思いがいっそう深まり、全国に普及させることが、私たちシナゼンの使命だと強く感じる今日この頃です。
一枚50円のカラーコピーサービスでは、月平均枚数が300〜500枚くらいですが、30円では500〜2000枚と大幅に増えており、市場の大きさと広がりを感じます。
そして何よりも設置店様の売上向上や地域住民の皆様に役立っていることをうれしく思います。
最後に、既に30円カラーコピーサービスを実施されている新潟市の書店S社様の話
をご紹介させていただきます。
〜導入した新潟市 S書店様の声〜
人口七万人の町の商店街に書店を20年近く続け、地元の皆さんに親しまれてきましたが、ここ数年郊外化の波に押され、売上も年々落ち込んできました。
そんな折、郊外型のパワーセンター誘致に際してお誘いがあり、一年前から営業しております。ところが同じセンター内に当店のような、しかも文具、レンタルビデオまでも取り揃えた大型書店が出店して来ました。
どうしてもアイテム数で負けてしまい若いお客様はほとんどそちらの店へ・・・売上も当初目論んでいた数字の60%にも満たず、打開策を模索しておりました。
そんな折、モノクロコピーサービスを入れ替えて「30円カラーコピーサービス」の提案を頂いたときはそれほど効果(集客)も期待してはいませんでした。
「多少リース料金が上がる程度ならやってみるか・・・」という程度でした。
しかし、導入後まもなく若い方からお年寄りまで、徐々にコピーをとりに来られるお客様が増えてきました。理由は「安くて綺麗」だそうで、時には順番待ちができるほどでした。
今では廻りのテナントの方も「自社のプリンターで出力するより安い!」とチラシやポップのコピーをとりに来て喜んで戴いています。
自社使用としても大きなポスターを「拡大連写機能」で作ったり、ポップなどの工夫をしたら、新刊本の予約注文が倍増したり、売上アップに繋がってきました。
30円カラーコピーサービスもそのうち当たり前のサービスになっていくのでしょうが、いち早く取り入れたおかげで差別化を図ることが出来、大変感謝しています。
このように「30円カラーコピーサービス・カラッピィ30をやって良かった」という、うれしいお話も早々に聞かれます。
集客や売上に貢献するカラッピィ30を、ぜひ御社の商品として考えていただければ幸いに存じます。
平成15年10月吉日 株式会社シナゼン 代表取締役 品田保男